東西奇ッ怪紳士録(2)とは?

東西奇ッ怪紳士録(2)

十四歳で父が死亡、母もその後死亡。
彼は美術学校を三回スベる。
この時入学していたら地球の運命も変わっていただろう。
彼ほど全世界をおかしくさせた男はいない――奇人変人というよりは「魔神」その名はアドルフ・ヒットラー。
その他、妖怪城を作った男、ライト兄弟より百年早く空を飛んだ日本人など古今東西の奇人変人大集合!旅行会社に勤める石神涙子は、東北オカルトツアーに出かけ、さまざまな霊に出会う。
津軽の十三湖で、下北の恐山で、同行した心霊研究家・牧草介、霊能者・魔矢霊子をつつむ怪奇な霊体験――。
そして涙子に憑依した霊の正体は? 誰にも存在する霊界からのメッセージ!先祖の夜桜姫の霊に守られているOL・石神涙子は、恋人のできる秘法で、エリート医師・南郷武蔵とめぐり会う。
しかし南郷の女性関係は派手で、ふられた女に腹いせに呪いをかけられる。
一方、涙子の職場の同僚・細野麻理は色情霊・金精麻呂に魅入られて、ポルノ女優、風俗嬢へ――。
涙子の恋人・南郷は心霊治療に興味を持ち、研究の本場・イギリスへ渡った。
そして心霊治療を突き詰めるにはSEXがマイナス作用を引き起こすことを知った南郷は、研究のため、涙子に婚約解消を申し出る。
一方、麻理や霊能者の魔矢までたぶらかした金精麻呂は、ついに涙子に近づいてきた!幾多の困難、霊障を乗り越え、遂に南郷と涙子は結婚した。
そんな中、とある番組の収録で熊本を訪れた涙子。
その新興住宅地は昔、戦場の後だった。
電波障害を霊のたたりと間違えたりするなど、思いがけない体験で、涙子の霊視能力は次第に強くなっていく。
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